防水業者の選び方|専門店・塗装店・屋根店で得意が違う

カテゴリ: 見積書と業者選び

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目次
  1. 4種類の業者
  2. 見積書で揃える項目
  3. 保証で見るところ
  4. 自社施工か下請けか
  5. 現地調査で見てもらうこと
  6. 何社取るか

防水工事は、4種類の業者が扱っています。得意な工法と範囲が違うため、勧められる内容も変わります。

業者ごとに提案が食い違うのは、多くの場合これが理由です。腕の良し悪しではありません。

だから比べるときは、金額よりなぜその工法なのかの説明を見ます。

4種類の業者

業者 得意な範囲 傾向
防水専門店 防水全般 工法の選択肢が広い。屋上・大面積にも対応
塗装業者 外壁塗装と同時の防水 塗る工法(ウレタンなど)が中心になりやすい
屋根業者 屋根・傾斜屋根まわり 屋根の葺き替えと同時に扱える
リフォーム会社 住宅全体の工事 窓口が1つで済む。施工は下請けのことが多い

防水だけを行うなら防水専門店、外壁塗装と同時なら塗装業者、屋根と一緒なら屋根業者が扱いやすくなります。

まず工事の範囲を決めてから、その範囲を得意とする業者を含めて声をかけてください。 範囲が決まっていないと、業者ごとに違う前提の見積もりが並びます。

工法そのものの違いは防水工法の選び方にまとめています。

見積書で揃える項目

同じ条件で出してもらわないと比べられません。次を揃えます。

  1. 面積の内訳(床と立上りを分けて)
  2. 工法名と、使う製品のメーカー・商品名
  3. 塗る厚み、または貼るシートの厚み
  4. 既存防水の扱い(かぶせるか、撤去するか)
  5. 下地補修の想定数量
  6. ドレンまわりの処理
  7. トップコートの有無
  8. 足場の要否と金額
  9. 保証の内容と年数

2番と3番が書かれていない見積書は比べられません。同じ「ウレタン防水」でも、製品と厚みで価格と性能が変わります。

5番も見てください。下地補修の数量は業者ごとに前提が違いやすく、安い見積もりは少なめに見込んでいることがあります。着工後に追加が出る原因になります。

同じ条件で複数社に出してもらう

保証で見るところ

年数だけでは判断できません。

聞くのは次の3つです。

  • 何が対象か(防水層の不具合か、漏水そのものか)
  • 何が免責か
  • 保証を出すのは誰か(契約する会社か、施工する会社か)

免責になりやすいものです。

免責とされることがあるもの 理由
地震・台風などによる損傷 想定外の外力
下地の動きによるひび割れ 防水層ではなく躯体側の問題
排水口のつまりが原因の漏水 使用者側の管理の範囲
第三者が手を加えた場合 施工の連続性が切れる

排水口のつまりは免責になりやすい項目です。落ち葉や土は自分で取り除けるので、年に1〜2回は見ておいてください。

保証書は工事の完了時に受け取ります。契約前に、様式を見せてもらえるか聞いてください。

自社施工か下請けか

聞いておく項目です。

自社で施工する場合、契約した相手がそのまま工事をします。不具合が出たときの窓口が1つで済みます。

下請けに出す場合、施工する会社と契約する会社が別になります。保証を誰が出すのか、不具合の連絡先はどちらかを確認してください。

下請けに出すこと自体は珍しくありません。 それだけで避ける必要はなく、責任の所在が明確かどうかで判断してください。

現地調査で見てもらうこと

見積もりの精度は、現地調査で決まります。次を見てもらってください。

  • 既存の防水の種類と、どこまで傷んでいるか
  • 水がたまる場所と、下地の傾き
  • 排水口とその周辺
  • 立上りと床の境目
  • 笠木やパラペットの状態
  • 室内側にしみや浮きが出ていないか

室内側にしみが出ている場合は、防水の見積もりだけでは足りないことがあります。どこから入っているかを調べる必要があるためです。

調査の方法と費用は雨漏り調査の費用にまとめています。

何社取るか

3社程度が目安です。1社では金額の妥当性が分からず、社数を増やすと現地調査の日程調整が負担になります。

社数より、同じ条件で出してもらうことのほうが大切です。 面積の前提と、既存防水の扱いが揃っていれば、3社でも十分に判断できます。

見積もりが出そろったら、次の順で見てください。

  1. 面積の前提が揃っているか
  2. 工法と製品が同じか、違うなら理由は何か
  3. 下地補修の数量に差がないか
  4. 金額の差がどの項目から出ているか
  5. 保証の内容に差がないか

金額を最初に見ないでください。 揃っていない見積もりを金額で並べると、安く見えるものを選ぶことになります。

費用の内訳と単価は防水工事の費用相場、やり替えの時期の目安は防水のやり替え時期にまとめています。

よくある質問

どこに頼むのがよいですか?

工事の範囲で変わります。防水だけなら防水専門店、外壁塗装と同時に行うなら塗装業者、屋根と一緒なら屋根業者が扱いやすくなります。まず範囲を決めてから、その範囲を得意とする業者を含めて複数社に声をかけてください。

「10年保証」と言われました。

年数だけでは判断できません。何が対象で、何が免責になるかを書面で確認してください。地震や台風による損傷、下地の動きによるひび割れ、排水口のつまりが原因の漏水などは免責とされることがあります。

下請けに出されると何が変わりますか?

施工する会社と契約する会社が別になります。不具合が出たときの窓口や、保証を誰が出すのかが変わるため、契約前に確認してください。下請けに出すこと自体は珍しくないので、それだけで避ける必要はありません。

相見積もりは何社取ればよいですか?

3社程度が目安です。1社では金額の妥当性が分からず、5社を超えると現地調査の日程調整が負担になります。同じ条件で出してもらうことのほうが、社数より大切です。

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