解体前のガス管の撤去|都市ガスは2週間前、プロパンは配管の所有者を確認

カテゴリ: 見積書と業者選び

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目次
  1. 都市ガスとプロパンガスの違い
  2. 都市ガスは導管会社が境界で切る
  3. ガス会社を切り替えている家は2か所に連絡する
  4. 撤去が終わるまでガス管に触らない
  5. 立ち会いと申込みで聞かれること
  6. プロパンガスは配管の所有者を確認する

家を解体する前に、ガスはメーターの撤去とガス管の切断が必要です。ガスの契約を止めるだけでは足りず、道路から敷地に入っているガス管を、敷地の境界で切り離してもらいます。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)で、頼む相手と注意点が違います。都市ガスは導管会社への申込みが2週間前が目安、プロパンガスは配管の所有者を先に確認します。

以下は各社と資源エネルギー庁の公式ページの記載で、確認したのは2026年9月です。

都市ガスとプロパンガスの違い

都市ガス プロパンガス(LPガス)
ガスの来かた 道路の下のガス管から 家の外に置いたボンベから
撤去する人 地域の導管会社 契約しているガス会社
撤去する物 メーター、敷地境界までのガス管 ボンベ、メーター
確認すること 申込みの時期と立ち会い 屋内配管の所有者と解約時の精算

検針票の会社名に「LPガス」「プロパン」とあるか、家の外にボンベが立っているかで見分けられます。

都市ガスは導管会社が境界で切る

都市ガスの場合、大阪ガスは、解体の申込みを受けると「ガスメーターの撤去および敷地境界(お客さま敷地と道路の境界)でのガス管の切断を行います」と案内しています。

東京ガスネットワークでは、この工事を「全部撤去(地境切断)」と呼び、古い家を壊して更地にする場合や、建て替えでガス管が邪魔になる場合を例に挙げています。

東京ガスネットワークの案内 内容
申込みの目安 希望工事日の2週間前
日時の決まり方 申込みの受付順
立ち会い 工事当日は必須
申込み後の日時の変更 Webではできず、電話で連絡

受付順で埋まっていくため、直前の申込みでは希望の日に入らないことがあります。解体日が決まったら、電気と同じ時期に申し込んでおくと日程がずれません。

ガス会社を切り替えている家は2か所に連絡する

ガスの自由化で小売会社を切り替えている場合、連絡先が2つに分かれます。

  1. 契約している小売会社に、ガスの利用停止を申し込む
  2. 地域の導管会社(東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスなど)に、メーターの撤去とガス管の切断を申し込む

小売会社のPinTは、利用停止は自社で受け、メーターの撤去と閉栓作業については導管事業者にも「併せて」連絡するよう案内しています。停止の手続きだけ済ませて、切断の申込みが抜けやすいところです。

着工日を決めるための見積もりを取る

撤去が終わるまでガス管に触らない

解体業者も施主も、ガス会社の工事が終わるまでガス管に手を付けてはいけません。

東京ガスネットワークは、解体や水道工事などでガス管の破損事故が多く起きているとしています。ガス事業者の承諾なくガス工作物を移設したり壊したりすると、ガス事業法にもとづく罰則の対象になることがある、とも書いています。

撤去の日より前に重機が入る日程になっていないかを、解体業者の工程表で確認してください。庭の掘削や物置の撤去を先に始める場合も同じです。

立ち会いと申込みで聞かれること

東京ガスネットワークの申込みで入力する項目は次のとおりです。

  • ガスの使用者の名前と、解体する家の住所
  • ガスメーターの番号(9桁。分からなければ空欄でよい)
  • 工事の希望日時
  • 当日に立ち会う人の名前と連絡先
  • 工事費用の負担者(請求先の名前と住所)

立ち会う人は施主本人でなくてもかまいません。遠方に住んでいて行けないなら、解体業者の担当者に立ち会ってもらえるか、見積もりの段階で聞いておきます。

費用の欄があるとおり、無料とは書かれていません。リフォームなどの一部撤去は利用者の負担で、受付から5営業日以内の工事には1件17,000円の加算があります。解体の全部撤去の金額は、申込みのときに確かめてください。

プロパンガスは配管の所有者を確認する

プロパンガスの家で確認したいのが、屋内の配管が誰の持ち物かです。

資源エネルギー庁によると、一軒家を建てるときに工務店が提携するガス会社に配管工事をさせ、その工事費を住宅の建築費に含めない慣行があります。この場合、配管の所有権はガス会社に残ったままです。

その結果、家主がガスの契約を解約しようとして配管の精算を求められ、支払いを拒んで訴訟になった例が多く発生している、と紹介しています。

解体は契約の解約をともなうため、この精算の話が出ることがあります。解約の連絡をする前に、次を揃えておきます。

  1. ガス会社と交わした契約書面(配管の所有者と、解約時の精算の条件)
  2. 家を建てたときの請負契約書(配管工事が含まれていたか)
  3. 請求された金額の内訳(何年分の配管を、いくらで計算しているか)

書面が見つからなければ、ガス会社に写しを求めてから判断してください。説明に納得できない請求を受けたときは、資源エネルギー庁がLPガスの取引に関する情報提供窓口を設けています。

電気・電話・水道を含めた止める順番は、解体工事の流れと期間の日程表にまとめています。電気の手続きは解体前の電気の撤去で、送配電会社ごとの期限を並べました。

よくある質問

ガスの撤去に費用はかかりますか?

東京ガスネットワークの申込みでは、解体に伴う全部撤去でも工事費用の負担者を入力する欄があり、金額はページに書かれていません。リフォームなどの一部撤去は利用者の負担と明記され、受付から5営業日以内の工事には1件17,000円の加算があります。申し込むときに見積もりを確認してください。

立ち会えない場合はどうすればよいですか?

東京ガスネットワークは工事当日の立ち会いを必須としていますが、立ち会う人は施主本人に限っていません。申込みでは立会者の名前と当日の連絡先を入力するので、解体業者の担当者に立ち会ってもらえるかを相談してください。

ガス給湯器やガスコンロは解体業者が処分してくれますか?

屋内のコンロや屋外の給湯器は、ガス管の撤去が終わったあとに建物と一緒に撤去されるのが一般的です。見積書に設備機器の撤去費が入っているかを確認してください。プロパンガスのボンベとメーターはガス会社の持ち物なので、ガス会社が回収します。

プロパンガスの会社から配管の費用を請求されました。払う必要がありますか?

契約のときに交わした書面で、配管の所有者と解約時の精算の条件がどう書かれているかによります。資源エネルギー庁は、貸付配管の精算をめぐって訴訟になった事例が多く発生していると紹介しています。書面が見つからなければ、ガス会社に契約書面の写しを求めてから判断してください。

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