外壁塗装の塗り替え時期|自分で見える5つのサインで判断

カテゴリ: 見積書と業者選び

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目次
  1. 5つのサイン
  2. チョーキングの見方
  3. ひび割れは幅で見る
  4. 外壁材で見るところが変わる
  5. 国が示す周期と突き合わせる
  6. 塗料のグレードから逆算する
  7. 急がせる相手に注意する
  8. 検討を始める手順

外壁の塗り替え時期は、築年数ではなく手で触って判断できます。

外壁を手のひらでこすって白い粉が付くなら、塗膜の表面が劣化しています。チョーキングと呼ばれる状態で、いちばん分かりやすいサインです。

道具は要りません。家の周りを一周すれば確認できます。

5つのサイン

自分で見られるものです。

サイン 状態 意味
チョーキング 触ると白い粉が付く 塗膜の表面が劣化している
ひび割れ 壁に線が入っている 幅によって意味が変わる
シーリングの切れ 目地に隙間、切れ目 水が入る経路ができている
塗膜の剥がれ・ふくれ めくれている、浮いている 下地との密着が切れている
カビ・藻 緑や黒の付着 水が乾きにくい状態が続いている

1つでも当てはまれば、見積もりを取って検討を始める時期です。すぐ工事という意味ではありません。

チョーキングの見方

外壁の南面と西面を触ってみてください。日差しと雨風が当たる面から先に進みます。

手のひらに白い粉が付いたら、塗膜の表面が劣化して顔料が浮き出ています。防水の性能が落ち始めた合図です。

ここから急に壊れるわけではありません。 半年から数年のうちに検討すればよい段階です。慌てて即決する必要はありません。

ひび割れは幅で見る

すべてのひび割れが同じではありません。

呼び方 扱い
髪の毛ほど(0.3mm未満の目安) ヘアークラック 塗り替えのときに処理できる
はっきり線として見える 構造クラック 補修が要る。塗るだけでは埋まらない
指が入る、段差がある 塗装より先に原因を確かめる

幅の広いひびや、そこから水が入っている様子があれば、塗装より先に補修が必要です。塗料でふさいでも、動き続ければまた開きます。

判断に迷ったら、ひびに定規を当てて写真を撮っておいてください。業者の説明と突き合わせられます。

状態を見てもらって見積もりを取る

外壁材で見るところが変わる

住宅の外壁は主に3種類です。

外壁材 見るところ
窯業系サイディング 目地のシーリング、板の反り、小口の傷み
モルタル ひび割れ、塗膜の剥がれ
金属サイディング 錆、傷、へこみ

窯業系サイディングでは、塗装よりシーリングのほうが先に傷むことがあります。板と板の間の目地が切れていれば、そこから水が入ります。

シーリングの打ち替えと増し打ちの違いはシーリングの打ち替えと増し打ちにまとめています。

板が反っている、小口(切り口)が膨らんでいる場合は、すでに水を吸っています。塗装だけでは戻らないため、張り替えや部分交換の検討になります。

国が示す周期と突き合わせる

国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」には、修繕周期の例が示されています。

部位 工事区分 周期の例
外壁塗装(雨掛かり部分) 塗替 12〜15年
外壁塗装(雨掛かり部分) 除去・塗装 24〜30年
シーリング 打替 12〜15年
鉄部塗装(雨掛かり部分) 塗替 5〜7年

塗替が12〜15年、既存の塗膜を除去して塗り直すのが24〜30年です。同じ「塗装」でも工事の内容が違います。

鉄部は5〜7年と短く、外壁の半分以下です。手すりや門扉、雨戸の枠は外壁より先に錆びます。

ただしこの周期はマンションの長期修繕計画を対象にしたものです。 戸建ての基準ではないため、自分の家の状態と突き合わせて使ってください。

塗料のグレードから逆算する

前回どの塗料で塗ったかが分かれば、目安になります。

塗料 耐用年数の目安
アクリル 4〜5年
ウレタン 6〜8年
シリコン 8〜15年
フッ素 15〜20年
無機 16〜20年以上

シリコンの幅が広いのは、出所によって8〜10年とするものと12〜15年とするものがあるためです。数字が一致しません。

前回の工事の書類が残っていれば、製品名を確認してください。塗料ごとの単価は外壁塗装の費用相場にまとめています。

急がせる相手に注意する

サインが出ていても、その場で契約する理由はありません。

突然訪問してきた業者から「このままだと危ない」と言われるのが、点検商法の典型的な流れです。屋根工事の点検商法に関する相談は5年で約3倍に増えています。

見積もりは自分から複数社に声をかけて取ってください。 手口と断り方は屋根と外壁の点検商法にまとめています。

検討を始める手順

サインを見つけたら、この順で進めます。

  1. 家の周りを一周して、サインの出ている面と場所を写真に撮る
  2. 前回の工事の書類を探す(時期と塗料の製品名)
  3. 複数社に現地を見てもらう
  4. 塗装面積と塗料の製品名を揃えて見積書を出してもらう
  5. 屋根や防水も同じ時期にやるかを検討する

5番まで考えてください。 足場を1回組めば屋根も防水もできるため、時期を寄せられればもう1回分の足場代がかかりません。

面積の数え方は外壁塗装の面積の数え方、足場の見方は「足場代無料」の仕組みにまとめています。

よくある質問

築何年で塗り替えるものですか?

年数だけでは決まりません。同じ築年数でも、日当たりや風雨の当たり方で傷み方が変わります。国のガイドラインは塗替の周期を12〜15年としていますが、これはマンションを対象にした目安なので、自分の家の状態と突き合わせて判断してください。

白い粉が付くとすぐ塗り替えですか?

すぐではありません。チョーキングは塗膜の表面が劣化して顔料が浮き出た状態で、防水の性能が落ち始めた合図です。ここから急に壊れるわけではないので、見積もりを取って検討を始める時期と考えてください。

ひび割れがあります。急いだほうがよいですか?

幅で判断が変わります。髪の毛ほどの細いひびは塗膜や表面のもので、塗り替えのときに処理できます。指が入るような幅や、そこから水が入っている様子があれば、塗装より先に補修が必要です。

見た目はきれいですが塗り替えは必要ですか?

見た目と防水の性能は別です。色あせや汚れがなくても、塗膜が薄くなっていることがあります。手で触って粉が付くか、シーリングが切れていないかを確認してください。

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