外壁塗装の費用相場|30坪の目安と足場代を含む内訳

カテゴリ: 費用と相場

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目次
  1. 総額の目安
  2. 塗料のグレード
  3. 耐用年数は出所で割れる
  4. 足場は別の費目
  5. 見積書で分ける項目
  6. 高い見積もりと安い見積もり
  7. 訪問販売で契約しない

外壁塗装の費用は、塗料のグレード足場の2つでほぼ決まります。

塗料の平米単価は900円から7,800円まで開きます。足場は塗料と関係なく、一式で20万円前後かかります。

30坪の家で、総額60万〜110万円が目安です。

なお費用に公的な統計はありません。以下は複数の塗装業者・比較サイトが公開している料金を集約した目安で、調査時点は2026年8月です。

総額の目安

内容 目安
30坪の外壁塗装 60万〜110万円
外壁+屋根塗装 80万〜125万円

幅が広いのは、塗料のグレードと建物の状態で変わるためです。下地の傷みが進んでいると、補修の費用が加わります。

塗料のグレード

金額を最も動かすのがここです。

塗料 耐用年数の目安 ㎡単価の目安
アクリル 4〜5年 900〜1,200円
ウレタン 6〜8年 1,500〜1,800円
シリコン 8〜15年 2,500〜4,000円
ラジカル制御型 8〜15年 2,500〜4,500円
フッ素 15〜20年 3,500〜5,800円
光触媒 16〜20年 3,500〜7,500円
無機 16〜20年以上 4,000〜7,800円

住宅でよく使われるのはシリコンとラジカル制御型です。単価と耐用年数のつり合いが取りやすい位置にあります。

耐用年数は出所で割れる

上の表でシリコンの耐用年数を8〜15年と幅で書いたのには理由があります。

出所によって、シリコンを8〜10年とする資料と、12〜15年とする資料があります。同じグレードでも数字が一致しません。

そのうえ、実際にどれくらいもつかは日当たり、風雨の当たり方、下地の状態でも変わります。 つまり「10年もちます」という説明は、そのままでは確かめようがありません。

確かめられるのは次の2つです。

  1. 塗料メーカーが定めている保証年数(製品のカタログに書かれている)
  2. 施工店が出す保証の内容と年数(保証書の記載)

口頭の年数ではなく、この2つを書面で確認してください。 何年もつかを議論するより、保証がどこまで及ぶかを見るほうが判断できます。

同じ条件で複数社の見積もりを取る

足場は別の費目

足場は塗料と関係なくかかります。

項目 目安
設置面積あたり 700〜1,000円/㎡
一式 20万円前後

高い塗料を選んでも安い塗料を選んでも、足場代は同じです。総額に占める割合が大きいため、見積書では独立した項目として出してもらってください。

そして屋根と外壁を同時に行えば、足場代がもう1回分かかりません。外壁だけ塗って数年後に屋根を塗ると、足場を2回組むことになります。

数年以内に屋根も塗る予定があるなら、まとめた場合と2回に分けた場合の合計を比べてください。

見積書で分ける項目

「一式」のままでは、業者ごとの差が見えません。次の項目に分けて出してもらいます。

  • 足場の設置と解体
  • 飛散防止のネット
  • 高圧洗浄
  • 下地の補修(ひび割れ、シーリングの打ち替え)
  • 養生
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 付帯部の塗装(雨樋、破風、軒天)
  • 廃材の処分
  • 諸経費

塗る回数(下塗り・中塗り・上塗り)が書かれているかを見てください。 3回塗りが基本ですが、回数が明示されていない見積もりがあります。

塗る面積も確認してください。坪数ではなく、実際に塗る外壁の平米数で計算されているのが本来の形です。

高い見積もりと安い見積もり

同じ家でも金額が違うのは、次のいずれかが理由です。

差の理由 見分け方
塗料のグレードが違う 製品名とメーカーが書かれているか
塗る回数が違う 下塗り・中塗り・上塗りの記載があるか
下地補修の範囲が違う シーリングが打ち替えか、増し打ちか
付帯部が含まれるか 雨樋・破風・軒天が項目にあるか
足場の扱いが違う 別項目か、一式に含まれているか

安い見積もりは、どれかが抜けていることがあります。 金額を比べる前に、含まれている範囲を揃えてください。

訪問販売で契約しない

外壁と屋根の工事では、突然訪問してきた業者との契約でトラブルが起きています。

屋根工事の点検商法に関する相談は、2018年度の923件から2022年度には2,885件へ、約3倍に増えています(国民生活センター)。

見積もりを取るときは、自分から複数社に声をかけてください。手口と断り方は屋根と外壁の点検商法にまとめています。

よくある質問

いちばん安く済ませるにはどの塗料ですか?

初期費用だけならアクリルが最も安く、平米単価900〜1,200円が目安です。ただし耐用年数が4〜5年と短いため、塗り替えの回数が増えます。何年その家に住むかで、どこまでの耐久性が要るかが決まります。

屋根も一緒に塗ったほうがよいですか?

同じ時期に塗る予定があるなら、まとめたほうが足場代がもう1回分かかりません。外壁だけ塗って数年後に屋根を塗ると、足場を2回組むことになります。総額は上がりますが、2回に分けた場合の合計とは比べてみてください。

見積書の「一式」はどこまで含まれていますか?

業者によって範囲が違うため、そのままでは比べられません。足場、高圧洗浄、下地の補修、養生、塗装(下塗り・中塗り・上塗り)、廃材処分を項目に分けて出してもらってください。同じ項目で並べると、どこに差があるかが見えます。

「10年もちます」と言われました。

耐用年数は出所によって差があります。同じシリコン塗料でも8〜10年とする資料と12〜15年とする資料があり、立地や下地の状態でも変わります。口頭の年数ではなく、塗料メーカーの保証年数と施工店の保証内容を書面で確認してください。

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